『相棒』、『働きマン』

いよいよ『相棒』がスタートしましたね。前のシーズンがすごく面白かったので、今シーズンも期待しております。本日の話の肝は、「裁判員制度」でした。このようにタイムリーなものを取り入れていくのも、『相棒』シリーズの面白いところであったりします。今回は3〜4人の人間が犯罪を犯すのですが、皆それなりに事情(あるいは動機)があって、そういうことになってしまう。そしてそのことが、自分が想像していた以上の悲劇を生み出す。まぁ、その動機なり事情なりといったものは、第三者の視点から見れば、下らないことだったりするのですが、犯罪ってそういうものなんでしょうね。相変わらず、鋭い批評精神を持ったドラマです。「裁判員制度」についても、かなり考えさせられました。
そして『働きマン』(第三話)ですが、良い話でしたね。確かコミックスでは第4巻に所収されていた話だと思うのですが、リスキー田中の話です。もこみち君、なかなか良いですね。田中の滑稽さ、憎めなさをうまく表現していると思います。松方が田中を怒るシーンでは、「松方って、めちゃくちゃ優しい奴じゃないのか」と思ってしまいました。あの空気に耐え続けるのは、田中としても厳しかったと思いますから。僕もあんな状況では、即座の叱責を希望しますね。