GO!GO!7188『569』

BMG移籍後第1弾アルバムですね。オリジナルアルバムとしては、6枚目になるでしょうか。GO!GO!7188といえば、客観的には、そのキャリアを理想的な形で積み上げてきたバンドだと思うのだけど、個人的には強い思い入れがあったりします。曲の中にどこか諦念が感じられるところが好きだったんですよね。自分は自分でしかなく、そのことに不快感を感じることもあるけれど、それでも生きていくしかないんだよな。それにしても不快だ(笑)みたいな二重にも三重にも屈折した感じが好きでした。歌詞で言えば、『神様のヒマ潰し』が一番好きですね。めちゃくちゃ暗いんですけど。その後『パレード』が来て、再帰的なポジティヴさを獲得するに至るわけですが、その再帰的なポジティヴさがこの『569』ではただの素朴なポジティヴさになっているのか、それともそんなに一筋縄ではいかないのか。それが僕にとっての『569』の聴き所であったりします。1回聴いた限りでは、その嫌な予感が半分は当たり、半分は外れている感じがしますね。よく分からないです。曲調的にはアップテンポな曲が多いですね。まぁ、今日から繰り返し聞いていきたいと思います。
(追記)
何度も繰り返し聴いていると、やっぱり良いですねぇ。ビーチ・ボーイズ風のコーラス・ワークを多用してますが、なんとなくビートルズっぽい感じがします。あくまでも雰囲気ですが。

569(初回生産限定盤)(DVD付)

569(初回生産限定盤)(DVD付)