雑誌『考える人』2008年5月号、8月号

5月号・・・海外の長編小説ベスト100が載っている。やっぱりドストエフスキーが強いんだな。僕が少し気になったのは、世紀末のイギリス文学に対する評価が低いこと。H.Gウェルズとか、アーサー・ドイルとか、ブラム・ストーカーとか。やはり、通俗小説扱いなのか。コンラッドやスティーヴンソンはかろうじでランクインしているけど、それでも正当に評価されているとは言いにくいでしょうねぇ。光文社古典新訳文庫は頑張ってるけど、別に新訳する必要がないものも多いからなぁ。個人的には、H.Gウェルズの『トーノ・バンゲイ』とか、そういうのを訳し直して欲しいんですが。

考える人 2008年 05月号 [雑誌]

考える人 2008年 05月号 [雑誌]

8月号・・・日記・伝記などに関して載っている。一番興味を惹かれたのは、山本貴光さんの記事で、こういう兄貴がおったらなぁ、と思いました。何冊読んでいるんだと。
考える人 2008年 08月号 [雑誌]

考える人 2008年 08月号 [雑誌]

『考える人』は良い雑誌ですね。こういう雑誌は、どんどん読みたいです。