2008-04-21から1日間の記事一覧

小玉ユキ『坂道のアポロン』(1)

まぁフライングなんですが、連載を読んだ限りでは、あまり惹かれるところがありませんでした。確か60Sの九州を舞台にしていたと思うのですが、その舞台設定にする必要はあるかしら、というのがこれまでの感想です。

山川直人『地球の生活』

山川さんはトーマス・マン的なところがありますね。「芸術家VS市民」という対立を芸術家の観点から描く作品が多いように感じます。「ほら穴」という作品のタッチは素晴らしい。どう表現すればいいのか分かりませんが、どこかに連れて行くようなところがあり…

押切蓮介『ミスミソウ』

押切蓮介の『ミスミソウ』を読みました。Amazonレビューが良かった、という安易な理由で購入したのですが、正直、特筆すべきものはほとんどないように思いました。過疎化の進んだ村(あるいはニュータウン)と狂気を結びつけるような作品は数多く見られます…