岩本ナオ『町でうわさの天狗の子』(1)、『Yesterday, Yes a day』

岩本ナオさんの作品、『Yesterday, Yes a day』(以下『イエス』)と『町でうわさの天狗の子』(以下『天狗』)を読みました。『スケルトンインザクローゼット』(以下『スケルトン』)は一度読んですぐに「すごい!」と思ったのですが、『スケルトン』と比べると『イエス』や『天狗』は散漫な印象を受けて、一度読んだ限りでは、そんなに印象はよくありませんでした。
ただ、何度か読むうちに、岩本さんの芸の細やかさが分かってきて、「やっぱりすごいなぁ」と思うようになりました。何がすごいか、っていうのは言葉にするのが難しいのですが、ひとつ言えるのは、気持ちや関係の変化(の描写)がとにかく細かい、ということですかね。それは恋愛関係においてもそうですし、家族関係、友人関係についても同じことが言えます。余裕のある人はぜひお読み下さい。

町でうわさの天狗の子 1 (フラワーコミックスアルファ)

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Yesterday,Yes a day (フラワーコミックス)

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