2007-11-28から1日間の記事一覧

田邊剛『累』(弐)

「これぞ、和製恐怖の真骨頂」と帯には書かれていますが、ただ恐怖を感させるだけでなく、人間のさまざまな側面について、なかなか考えさせる内容になっております。もし、豊志賀の亡霊を具現化させているものが、彼女の怨念であるとすれば、「罪を犯した人…

椎名軽穂『君に届け』(5)

男子にも大人気の『君に届け』ですが、実は僕(男子というよりはもはや男性)も読んでます。『君に届け』は、もちろん、お話の核となるキャラクター達も素晴らしいのですが、僕は特に、北幌高校周辺の「地元的」人間関係に強く憧れます。羨ましいですよねぇ…