人間/動物

まぁ、カフカのテキストに関して言うと、擬人化が多いとか、沼沢的世界の動物が蠢いているとか、いわれるわけですが、この「人間/動物」という境界の問題、あるいは「人間的/動物的」という境界の問題に突き当たると、思考がショートしてしまいますねぇ。まぁ、『ニコマコス倫理学』の時代から、「人間的」というものに対する思考伝統はあるわけですが、「人間的」とか「動物的」という言葉は、便利なので、俗っぽい使われ方をしますし、学問の領域でこの言葉を使おうと思えば、かなりしんどいです。実りがあるかどうかは分かりませんが、アガンベンアーレントフーコーコジェーヴ辺りを読んで、自分なりに整理したいと思ってます。指導教官曰く、まずはアガンベンを読みなさい、そしたらケレーニをお貸しします、ということなので、「読まなければ」という焦りはあるのですが、結局、アガンベンのものは、洋書でしか手に入れることができませんでした(まだ、Amazonからは届いてません)。誰だ?図書館の『開かれ−人間と動物』を借りパクしてる奴は!自慢じゃないが、僕は英語を読むのが遅いんだよ!

アガンベン一冊読むだけやのに、時間かけてたら、アカンネン(愚駄洒落)。