このエントリーのキモさに注意!トゥルーラブストーリーについて・・・少し語らせてください

姉がメッセンジャーで彼氏と楽しそうに話しているリビングルームで、ヘッドフォンを着け、『CLANNAD』と『キミキス』をガン観していた、僕です。とはいっても、ギャルゲー好きを自認できるほど、ギャルゲー体験が豊富なわけではありません。Key作品は、したことがありませんし、トゥルーラブストーリー(以下TLS)系列も『TLS』、『TLS2』、『キミキス』しかしたことがありません。それ以外に関しては、全くの無知を貫いています。
こういうギャルゲー作品群に手を染めるまでには、葛藤があったことも事実で、「萌えちゃイカン!」という心の声がこだまする一方で、「いや萌える!いやむしろ、すでに萌えている!」と声高に叫ぶ自分の姿を垣間見たりもしました。一番初めに購入したのが、『TLS』で、その当時は自分の部屋にテレビモニタがあったので、時を忘れてハマリまくってました。誰が好きだったんでしょう。夏限定キャラの天野みどりですかねぇ。
おそらくコミュニケーションの取り方が気持ちよかったんだと思います。TLSシリーズにおいては、はじめの頃は、普通に話すこともままならないというか、断られたりするのですが、その拒否の仕方が心地よかった。そして、話ができるようになったときの受け答えもよかった。確か、「今、いいかな」的なことをプレイヤーが言うと、「いいよ。なんで?」みたいな返しをするんですよね。
『TLS2』になると、風間こだちという最強キャラが登場するんですけどね。僕がその存在を知ってから今まで、僕の憧れの女性の典型として、風間こだちは、君臨しています。ナンバーガールに「日常を生きる少女」という曲がありますけども、まさしく風間こだちもそうで、普通の生活を一生懸命に営んでいく感じですよね。絶対にメンヘラーにはならないタイプというか。
風間こだちのような、嫌味じゃない自己肯定感・充足感を持った女性が好きです。人から認められるとか、認められないとか、そういうのとは違う次元で生きている気がする女性ですね。僕がかなり前のエントリーで言及した菊池亜希子さんなんかは、そういう雰囲気があります。「道草」という彼女の連載を読めば分かりますが、彼女は歩いているだけで、楽しいもの・面白いものを見つけることができますから(まぁ、不思議ちゃんという説もありますが)。
TLSシリーズのキャラクターについてはこんなもんです。他には、やはりノスタルジックな気分に誘われる舞台設定が挙げられるでしょうね。時計広場とかグラウンドとか、神社の描写が懐かしかったりするんですよね。まぁ、僕ぐらいになると、寄り道という言葉自体にノスタルジーを感じてしまうということもあります。『TLS』には綺麗な夕日が見える河原があり、『TLS2』には浜辺があります。ノスタルジックですね〜。そして、懐かしの駅前商店街!
プレイヤーが転校するという設定も、ドラマティックでした。ベタですけどね。まぁ、残りの一ヶ月を悔いなく過ごすために、(女の子に対して)積極的になろう、みたいな思考回路はよく分からないのですが。それでも、「わたしには・・・わたしにだけは、言って欲しかった」みたいなやり取りは、結構、胸に来るものがありました。僕は転校経験があるので、「僕にはこんなことなかったな〜」という意味も重なって、ウルウルきました。
このように、TLSの魅力について語ればきりがありません。このTLS体験が僕の非モテ問題とどのようなつながりを持っているのか、はっきりしたことは言えませんが、かなりのガス抜きにはなっているでしょうねぇ。女の子と一週間話してなくても、週末TLSをすれば、それでオッケーだったりしますから。今週は充実してたなぁ、くらいに思っていることが、しばしばなんで。やっぱりTLSシリーズは偉大だということですね。
(追記)
風間こだちをリプレイしていて気づいたことですが、風間こだちの魅力は「ありがとう」という言葉の殺傷能力に由来するのではないかと。彼女の「ありがとう」はバリエーションが豊富で、(抑揚のつけかたに由来すると思われる)心の込め方がすごいです。モテたい女の子こそ、『TLS2』の三学期をプレイすべきなのかも知れません。風間こだちのさまざまな「ありがとう」をマスターした暁には、もはやフラれ知らず(≒神)の領域に達することができるでしょう。