賈樟柯監督の新作『刺青時代』について

大紀元時報の記事(http://jp.epochtimes.com/jp/2007/08/html/d26901.html)によると、賈樟柯監督の新作が中国当局がOKを出さないことによって、クランク・インできずにいるようですね。文革期の若者に関する話なので、『プラットホーム』のような壮大な作品を期待しているのですが。中国では、賈樟柯監督の作品はひとつとして公開されていないんですよね。まぁ、ヨーロッパ経由で日本にも入ってくるので、私としては全く問題ありませんが、もったいない話です。近代化による負の側面に対する気づきを、中国の人たちにもたらす可能性のある作品は、中国当局としては、認めるわけにはいかないのでしょう。ただ、賈樟柯監督ファンとしては、いち早くクランク・インして欲しいものです。

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